皆様こんにちは。
第1回目となる「頑張れ現場監督」では、業界として人材不足で困っており
多くの求人が出されている施工管理の職務に関してお伝えします。
興味はあるけどイマイチ仕事内容を捉えられずにいる方は参考にして頂けると幸いです。
施工管理と聞いてどのような業務を想像するでしょうか。
「工事現場で作業着とヘルメットをかぶってする仕事?」
「ガテン系の現場の仕事?」
施工管理とは、いわゆる「現場監督」と呼ばれる仕事で建設工事における現場の指揮・指導者です。野球の監督がバッターボックスに立ったり、守備についたりしないように
現場の監督も実際に施工作業をするのではなく、各作業への指示を出し施工状況を確認することが職務となります。
施工管理の仕事内容はそのプロジェクト(何を建設するか)により大きく異なりますが、建設業法においては、
「当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督」(※1)とされております。
施工管理の職務は多岐にわたりますが、そのひとつとして「現場の監督」業務があるといった感じでしょうか。管理監督業務の例として、
【施工計画の作成】:現場責任者クラスの施工管理経験者が担当します。
【安全管理】:日々の安全管理は配属したての若手にも任されます。
【品質管理】:例えば、設計通りに造られているか確認し写真を撮って記録を残します。
【工程管理】:工事スケジュールが予定通り進むよう管理します。
上記のように様々な管理業務を担っており、また全てを一人で管理できるはずもないので、現場監督は各現場に一人ではなく複数の監督が分担して施工管理業務を行っています。
実際に建築物を造り上げているのは大工、左官工、塗装工、電気工など各種工事の専門職の方々です。
そんな実際の施工を行ういわゆる職人の方々を、お互いの作業の邪魔にならないよう調整したり、作業に必要な資材を事前に発注したり、何より安全に作業をして頂ける環境をつくったり、といった調整や段取りを行うのが施工管理なのです。
とはいえ、作業をお願いする立場ですので職人の方々が気持よく施工できるよう
コミュニケーション力も必要となりますので、謙虚な姿勢も忘れずに良い関係を築いていきましょう。
さて、次回からは施工管理の各種管理についてどのような業務か具体的にみてみます。
それでは、また次回 「vol.2 安全管理における具体的な活動」でお会いしましょう。