施工管理の仕事について
一口に建設業と言っても、様々な業界が存在します。
ここでは業界についていろいろとお話したいと思います。
ハウスメーカー、ゼネコン、そしてサブコンなど、そのような言葉を一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
とはいえ、それぞれの違いについては分かりづらいもの、まずは業界の違いをご説明します。
日常生活で一番目にする業界だと思います。
○○ハウスや□□ホームズ、のような名前で、テレビ、インターネットを問わずCMで目にする機会が一番多い業種であり、ブランド周知も進んでいる業界です。
主に戸建て住宅の建築を主としており、また住宅の設計、建築、販売までをトータルして行っておりますが、大手企業と地場企業では建築手法や販売方法など、取り入れている手法が大きく異なることが特徴です。
大手は全国各地の営業拠点と、商談場所となる住宅展示場を用意しており、またツーバイフォーに代表されるような、部材を工場で生産し、現地で組み立てる、という手法が主にとられています。
一方、地場企業は住宅展示場などの大型営業拠点を持たず、工法も日本に従来からある、土台となる基礎工事から、柱や梁を組み合わせて建築する、在来工法という建築方法を主に採用しています。
英語ではGeneral contractor(ゼネラル・コントラクター)、日本語では総合建設業と訳されます。
上記のハウスメーカーと異なり、建築工事や土木工事、設備工事などを総合して行う企業であり、会社規模も大きめであることが特徴です。
モニュメントとなるような建造物も手がけることが多く、東京スカイツリーやあべのハルカス、横浜ベイブリッジや青函トンネルなど、全国各地にある大型建造物のほとんどがゼネコンでも最大手となるスーパーゼネコンが工事を担当しています。
また、会社の売り上げ規模によって区分けされています。
スーパーゼネコン(大手ゼネコン)
売上高(単独) 1兆円以上の企業
鹿島建設、清水建設、大成建設、大林組、竹中工務店の五社
準大手ゼネコン
売上高(単独)3,000億円以上の企業
中堅ゼネコン
売上高(単独)が1,000億円以上の企業
特にスーパーゼネコンは創業からの歴史が長いことも特徴で、五社のうちもっとも歴史が新しい会社でも明治時代に創業、スーパーゼネコンでは最古の竹中工務店は江戸時代の初期、関が原の戦いからわずか10年後に創業という歴史を誇っています。
ゼネコンに対する補完的な役割を果たす企業です。
日本では特に設備工事を担当する企業が多くを占めており、建築物を完成するために必要な設備を整える会社となります。
その得意とする施工分野によって、大まかに以下の四つに区分されます。
電気設備工事 (電気を使う設備の設置、配線など)
空調設備工事 (空調機やダクト設置など)
衛生設備工事 (水周りや下水など)
消防設備工事 (消防、防災設備など)
いかがでしたでしょうか?
もしご興味のある分野があれば、遠慮なくご相談ください。
ハウスメーカーのように、お客様の声を直接聞きながら仕事をしたり、ゼネコンのように、歴史に残るような大型建設物を手がけたり、サブコンのように、スペシャリストとして活躍したい・・・いろいろな進路のご提案を、下記では行っております。
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